Part3では、書類選考から内定承諾までをまとめます
書類選考
書類選考の通過率ですが、12社ほど応募して自分はだいたい50%ぐらいで、事前にエージェントの方から聞いていたぐらいでした。書類選考は結構落ちることを想定して多めに受けた方がいいです。
多くの企業はPMレベルを求めているため、第二新卒という時点でそもそも通過する可能性が低いところがあります。優秀な人たちも募集要項次第で全然落ちるので、書類選考の時点ではあんまり落ち込まなくて大丈夫だと思います。
また、思ったよりも多めに受けることを薦める理由として、
- 書類選考通過しても面接で辞退してOK(ただし数年後また企業の選考を受けるときに影響する可能性あり)
- 選考に進んだ企業に全て落ちるのが最悪のケース
- 多めに受けて面接がこなせない時は志望度低いところから辞退すればいい
というのがあります。
面接対策
書類選考を応募した後、面接の対策をしました
以下、面接対策でやったことです
- 自己分析
- いままでの人生で行った大事な行動とその理由、進学先や就職先
- 転職にいたった動機、目指すキャリア
- 面接本番で頻出の項目の準備(一貫性を持たせ、何も見ずに言えるようになる)
- 自己紹介
- 転職理由
- 志望理由(いろんな軸からその会社が自分に合っていることを伝える)
- 会社のサービス
- 使っている技術
- 会社の文化
- 会社の規模、今のフェーズ
- 会社の求める人材
- 仕事での成功、失敗体験
- 自己PR
- 長所、短所
- 今後目指すキャリア
- 逆質問
- 学生時代のこと(第二新卒なのでほとんどの会社で聞かれた)
あとは会社ごとに固有のスタイルがあるので、口コミサイトとかでどんな雰囲気か事前に調べておくと良いかもしれないです
コーディングテスト
Part2で述べたので簡単に
3社のコーディングテストを受けて一応全部通ったが、あまり結果が良くなくてもとりあえずその次の面接は実施する企業だったから?
面接でコーディングテストの出来について聞かれることもあるので、もっとうまくやれた!とアピールしたほうがいいかも
面接
面接は1次は人事、2次以降はエンジニアの方が面接官となるケースが多かったです。
面接において特に重要で、常に意識した方がよかったと思った点は以下の2つです
- ネガティブに話さない(転職理由で現職の不満とかを言わない)
- 結論ファースト、かつながながと話さない(自分の話は1分をベース)
1点目に関しては他の方のブログでも見かけたのですが、特に転職理由で「環境が悪かった」、「上司と合わなかった」といったネガティブな要素は言わないように注意したほうがいいと感じました。単純に面接官から見た印象が良くないからですね
2点目に関しては、面接官は会社によっては何十人も相手にしていることもあって、自分の話をまとまりがなく話してしまうと飽きたり要点が掴めなかったりして、印象が悪くなってしまうからです。自分は質問に対する結論を最初に述べて、それ以降無駄なことを言わないよう徹底しました。
面接の結果ですが、1次は新卒のときとほとんど同じ様な感じで、情報系の高専卒ということもあり、行動の一貫性を評価してもらって大体通過できました。しかし2次以降は技術力不足で落ちるパターンが多かったです。
特に面接をやるまで予想外だったのは、現職(SIer)とWeb系、同じIT業界とはいえ使っている技術がかなり異なっているという点です。
現職ではザ・レガシーな開発環境だったため、Web系の開発現場では当たり前の、クラウド、CICD、テスト自動化といった経験がほぼ0だったのです。
SIerとWeb系の扱う技術の違いを自分なりにまとめるとこんな感じです
Sler
- Java、 VB.Net、C#.Net、Javascript(jQueryとか)、HTML、CSS
- オンプレサーバー(windows server)、企業独自のネットワークサービスやFramework
- Excelのテスト仕様書
- ウォーターフォールメイン
Web系
- Javascript(Vue、React、Next、Nuxt)、Ruby(Ruby on Rails)、Go、Python、Kotolin、Swift
- AWS、GCP、Azureなどのクラウド、Docker、CICD(CircleCI、github Actions)
- テストコードによってテスト自動化
- 基本アジャイル
このギャップを深く理解できておらず、これらの点について聞かれた時、正直にやったことがないです…といっていましたが、冷静に考えると、転職活動を始める前や最中に勉強するか、最低限入社までにキャッチアップできます!とアピールしなければいけなかったと思います。
自分と同じ様な環境の人は、使っている技術や開発形態がかなり違うため業務経験があまり生きない可能性があるという残念な事実を受け入れて、個人的に勉強するか、会社のプロジェクトで自分から導入するといったことをやってほしいです。
もう一点面接を通して感じた重要なことは、資格 < 実務経験 ということです
転職のために資格を取る・・・という認識は一般的だと思うし自分もそう思ってましたが、資格を持ってる=評価されるというわけでもないと感じました
例として国内のWeb系に転職するという観点なら、TOEIC高得点よりも業務で自主的にオンプレサーバーをクラウドに移行したとか、開発にCICD導入したとか、新しいフレームワーク取り入れたとか、プロジェクトマネージャーとして何かしら成果を出した(数値で出ると尚良い)、または個人で新しい技術を使ってポートフォリオを作成したとか、アプリをリリースしたとか、のほうが武器になりますし、
AWSの資格なら持ってるだけではあまりプラスにならず、AWSのサービスを使ってシステム開発をしたことがあるのが大前提な感じでした(今考えたら当たり前な気がするけど)
実際に自分の持っている資格(TOEIC、応用情報、AWS SAA)について、これがどれだけプラスになってたのかはわかりませんが、少なくともTOEICと応用情報は面接で触れられることは一度もなかったです。AWSはなぜ取得しようと思ったか聞かれることが何回かあり、会社のオンプレ環境を改善したく取得したというエピソードを添えたら結構印象がよかったです。
結果的に、実務経験よりコーディングテストなどの課題を評価の軸として、技術の習得スピードや姿勢を評価していただいた企業より内定をいただきました。転職当時の業務経歴だと技術水準的にかなり厳しい状態だったので、課題をメインに見てもらえるのはかなり助かりました。
最終的に上述の企業の内定を承諾、エージェントの方にお礼の連絡をし、転職活動を終えました。
その後現職の会社へ退職の連絡や引き継ぎなどをする必要がありますが、この辺の進め方やタイミングはエージェントの方を頼るといいと思います。
転職活動を始めてから内定の連絡をもらうまで、大体2~3ヶ月でした。
まとめ
転職活動中は業務と並行するのが大変でしたが、技術的にも人間的にも知らないことを学べて成長することができました。転職するかどうか迷っている方はぜひ一歩足を踏み出してほしいです。
また、本記事で書けなかった転職活動に関するトピック的なものを別途まとめますので、こちらも参考にしていただきたいです
それでは、閲覧いただきありがとうございました
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